2013年9月25日の紅葉の様子です。
2013年9月25日 軽井沢雲場池
(下写真の)3日前から比べても着実に赤味が増しています。
2013年9月25日 軽井沢雲場池
紅葉の色づき時期は毎年異なりますが、今年は平年に比べて色づき始めの時期が早く、今のところ、進行も早いです。
下の写真は、昨年(2012年)の同じ日の様子です。昨年は紅葉の色づき始め、そして見ごろの時期が遅かった年で、今年の状況とはずいぶん違っていました。
2012年9月25日 軽井沢雲場池 ほとんど紅葉が始まっていない
また、今年と同様に紅葉の時期が早かった2009年の時は下のような状態でした。
下の写真は2009年9月26日撮影です。
2009年9月26日 軽井沢雲場池 全体的に赤味が濃くなっている
2009年の時は、色づき始めが早く、最盛期も平年よりも早くに訪れました。
2009年紅葉変化一覧→ http://kusabana.net/kumoba/2009/autumn.htm
もう一度、今年(2013年)の画像を下に並べてみます。
2013年9月25日 軽井沢雲場池
今年は、今のところ、2009年の時ほどではありませんが、平年よりも早くに紅葉が進行しています。
2013年09月25日
9月25日 紅葉の様子
posted by 軽井沢草花館 at 18:00| 2013年紅葉
2013年09月22日
カエデがうっすらと赤味を帯びてきました
先週は台風18号が本州に上陸し、各地で被害をもたらしました。
雲場池では強風と大雨の影響で遊歩道脇の老木が倒れましたが、次の日にはきれいに撤去され、大きな被害にはなりませんでした。
台風明けの日から、いつものとおり、遊歩道は散策可能でした。
また、紅葉を前にカエデや、その他の木々にもほとんど影響がなかったように思います。
(手前左)イタドリの葉が朱色に変化して、秋の深まりを感じます。
9月の下旬に入って、誰の目から見ても、カエデの葉がうっすらと赤味を帯びてきました。今年は、紅葉の兆しが平年よりも早く、進行も早いようです。
下は、紅葉時期が特に早かった4年前(2009年)の同じ日の様子です。
2009年と今年2013年を比べると、2009年の方がより紅葉の進行が早かったことが分かります。
それでも、今年は平年に比べると1週間ほど早くに紅葉が進んでいます。
9月下旬から10月にかけて、気温がぐっと下がってくる季節なので、これからの気候によって、進行の具合に変化がありそうです。
【気象記録より】9月中旬
9月中旬は台風18号の通過に伴い、今年初めて、旬の期間(11〜20日)で雨量が100_を超えました。
それでも、台風前(15日)と台風時(16日)を除けば、比較的天気は良かったです。
大きく変わってきたのは気温
平均気温は平年よりも1.0度高かったものの、台風明けの17日から朝の冷え込みが10度以下になり、21日まで5日連続で10度以下となりました。(22日の最低気温11.7度)
この間(17〜21日)の朝晩の気温差は15度前後と大きく、また、日照時間も平年の2.7倍(17〜21日の平年値:18.8時間、2013年:51.4時間)あったことから、紅葉は進んだようです。
本格的な紅葉シーズンはおおむね1か月後からとなります。
平年ですと、10月下旬から見ごろが始まり、最盛期と言われるのが10月25日から11月3日ころ。
ところが、年によって、前にズレたり、後に伸びたり、期間も長かったり、短かったりと様々です。
軽井沢草花館のホームページでは過去5年間の紅葉変化を紹介していますので、今年の状況と合わせて参考にご覧ください。
軽井沢草花館ホームページ 雲場池の四季
http://kusabana.net/kumoba/main.htm
雲場池では強風と大雨の影響で遊歩道脇の老木が倒れましたが、次の日にはきれいに撤去され、大きな被害にはなりませんでした。
台風明けの日から、いつものとおり、遊歩道は散策可能でした。
また、紅葉を前にカエデや、その他の木々にもほとんど影響がなかったように思います。
(手前左)イタドリの葉が朱色に変化して、秋の深まりを感じます。
9月の下旬に入って、誰の目から見ても、カエデの葉がうっすらと赤味を帯びてきました。今年は、紅葉の兆しが平年よりも早く、進行も早いようです。
下は、紅葉時期が特に早かった4年前(2009年)の同じ日の様子です。
2009年と今年2013年を比べると、2009年の方がより紅葉の進行が早かったことが分かります。
それでも、今年は平年に比べると1週間ほど早くに紅葉が進んでいます。
9月下旬から10月にかけて、気温がぐっと下がってくる季節なので、これからの気候によって、進行の具合に変化がありそうです。
【気象記録より】9月中旬
9月中旬は台風18号の通過に伴い、今年初めて、旬の期間(11〜20日)で雨量が100_を超えました。
それでも、台風前(15日)と台風時(16日)を除けば、比較的天気は良かったです。
大きく変わってきたのは気温
平均気温は平年よりも1.0度高かったものの、台風明けの17日から朝の冷え込みが10度以下になり、21日まで5日連続で10度以下となりました。(22日の最低気温11.7度)
この間(17〜21日)の朝晩の気温差は15度前後と大きく、また、日照時間も平年の2.7倍(17〜21日の平年値:18.8時間、2013年:51.4時間)あったことから、紅葉は進んだようです。
本格的な紅葉シーズンはおおむね1か月後からとなります。
平年ですと、10月下旬から見ごろが始まり、最盛期と言われるのが10月25日から11月3日ころ。
ところが、年によって、前にズレたり、後に伸びたり、期間も長かったり、短かったりと様々です。
軽井沢草花館のホームページでは過去5年間の紅葉変化を紹介していますので、今年の状況と合わせて参考にご覧ください。
軽井沢草花館ホームページ 雲場池の四季
http://kusabana.net/kumoba/main.htm
タグ:気象記録
posted by 軽井沢草花館 at 20:36| 2013年紅葉
2013年09月15日
雲場池2009-2013年9月15日の比較
台風18号の接近に伴い、明け方から雨が降ったり止んだり、昼前からは日差しが出たりもしましたが、徐々に風が強くなってきて雲もかかり…、一言では説明のつかない不安定な天候となりました。台風は明日にかけて接近するようなので、まだまだ警戒が必要です。
さて、9月も後半にさしかかり、カエデの葉がほんのりと赤みを帯びてきました。
今年の紅葉は色づき始めが平年に比べて早いようです。
今日の雲場池、そして過去4年(2009~2012年)の9月15日画像で比べてみます。(2009年のみ9月14日)
まずは、今年2013年と2009年を比べます。
どちらも、ほんのりと赤みのかかった部分が見られます。
2009年は平年よりも早くに紅葉が進行した年で、今年と傾向が似ています。
参考 軽井沢草花館ホームページ(2009年紅葉変化)
http://kusabana.net/kumoba/2009/autumn.htm
今年はカエデをはじめ、樹木の葉の生長がよく、全体的に葉の密度が高く、ボリュームがあります。
2009年は、この時期でドウダンツツジが赤くなるなど、今年以上に紅葉の進行が速く進んでいました。
赤味が帯び始めたとはいえ、まだ紅葉の見ごろになるのは1ヶ月以上先となります。
これからの冷え込み方などによって、色づきの具合が変わってきます。
【気象記録より】
8月の猛暑は一段落し、9月の上旬は日照時間が少なく、小雨が長く続いていた印象です。9月上旬の気温は平均すると、平年並み(平年+0.1度)だったようですが、日照が少なかったためか、比較的涼しく感じました。
posted by 軽井沢草花館 at 16:10| 2013年紅葉
2013年09月03日
雲場池2009-2013年9月3日の比較
過去3年の同時期の写真と今年を比べてみました。
まず、比較対象は2009年、2011年、2012年、そして2013年の4年間。
2010年のこの時期は日差しが強く、撮影した写真の光の具合が他と違って異質なことから省きました。
写真は画像編集ソフトのフォトショップで多少の色補正を行ったうえで比べています。光の向き、強さ、雲のかかり具合などで、微妙な違いがあるため、必ずしも写真の色味が正しくはないことをご理解の上、ご覧ください。
さて、前説が長くなってしまいましたが、今年の紅葉について。
まだ、9月に入ったばかりですが、部分的にほんのりと赤みを帯びてきた葉が見られます。
今年以外の様子をみてみると、2011、2012年の葉はまだほとんど赤味を帯びていませんが、2009年は今年と同様、ほんのりと赤味を帯びています。
2009年といえば紅葉時期が早くに訪れた年。今年はこれからどう変化していくでしょうか?
また、新緑時から気になって注目しているのは、今年のカエデの葉のボリューム。”ふさふさ”という形容が正しいかどうか分かりませんが、全体的にとても多いように感じています。
きれいに紅葉すれば、重厚な彩りになるのでは? と勝手に想像しています。
【気象で気が付いたこと】
8月中旬までは軽井沢でも厳しい暑さが続いていましたが、下旬になると一段落。特に8月25日~29日の5日間は、朝の気温が(26日朝と28日朝は12度台)9月上旬から中旬ころの気温にまで下がりました。
まず、比較対象は2009年、2011年、2012年、そして2013年の4年間。
2010年のこの時期は日差しが強く、撮影した写真の光の具合が他と違って異質なことから省きました。
写真は画像編集ソフトのフォトショップで多少の色補正を行ったうえで比べています。光の向き、強さ、雲のかかり具合などで、微妙な違いがあるため、必ずしも写真の色味が正しくはないことをご理解の上、ご覧ください。
さて、前説が長くなってしまいましたが、今年の紅葉について。
まだ、9月に入ったばかりですが、部分的にほんのりと赤みを帯びてきた葉が見られます。
今年以外の様子をみてみると、2011、2012年の葉はまだほとんど赤味を帯びていませんが、2009年は今年と同様、ほんのりと赤味を帯びています。
2009年といえば紅葉時期が早くに訪れた年。今年はこれからどう変化していくでしょうか?
また、新緑時から気になって注目しているのは、今年のカエデの葉のボリューム。”ふさふさ”という形容が正しいかどうか分かりませんが、全体的にとても多いように感じています。
きれいに紅葉すれば、重厚な彩りになるのでは? と勝手に想像しています。
【気象で気が付いたこと】
8月中旬までは軽井沢でも厳しい暑さが続いていましたが、下旬になると一段落。特に8月25日~29日の5日間は、朝の気温が(26日朝と28日朝は12度台)9月上旬から中旬ころの気温にまで下がりました。
タグ:過去との比較
posted by 軽井沢草花館 at 19:48| 2013年紅葉
2013年09月02日
9月に入り、ほんのり紅葉の気配
夏休みが終わり、9月に入りました。
家族連れや観光の人たちで賑わった8月。今年の夏は気温が高かったので、涼を求めて訪れる人が多かったように感じます。
2013年9月2日 8:30頃 軽井沢雲場池 YouTUBE動画
今年の全国的な猛暑は記録的なものとなり、軽井沢も例外ではありませんでした。それでも8月の下旬になって気温が下がってくると、うっすらと赤味を帯びた樹木も出てきました。
紅葉名所として人気の雲場池ですが、平年の見ごろは10月下旬から11月初旬。本格的な紅葉シーズンまではもうしばらく時間があります。
(参考)軽井沢草花館ホームページ 雲場池の四季 http://kusabana.net/kumoba/main.htm
【植物】
ミゾソバは秋の雲場池で多く見られるタデ科の草花です。池縁で咲く小さなピンク色の花は風情があり、楚々とした美しさを感じます。まだ咲き始めたばかりですが、9月の雲場池で咲く代表的な草花です。以下、現在咲いている花の一部を紹介します。
水辺に咲く大型の草花です。
ドウダンツツジの垣根の下から何とかつぼみを上に出して咲いていました。
この花が咲き出すと、秋を感じます。
その他にも、ミズヒキ、キツリフネ、イヌタデ、ハナタデ、タニソバ、ミヤマヤブタバコ、イノコヅチ、ムカゴイラクサ、トネアザミ、エゾシロネ、ヤマハギ、ユウガギク、フシグロセンノウ、アズマレイジンソウ、サラシナショウマ(つぼみ)など、少し地味な花が多いですが、遊歩道沿いで見られます。
【軽井沢の8月までの気象記録】
今年は春から気温高、雨量小、日照多、湿度低の傾向が続いています(冬は気温が低かった)。雲場池の緑は芽吹きから新緑へと順調に進み、生長過程において、これと言ってマイナスとなる問題も見当たらず、ここまで来ています。
カエデ(モミジ)の葉は大きくてつやがあり、紅葉シーズンに向けて今後の変化が楽しみです。
※この夏、軽井沢で30度を超える真夏日は18日となり、1995年の22回に次いで2番目に多い年となりました。
【カイツブリ】
8月中旬に誕生したカイツブリの雛3羽は、無事に育っています。生後半月くらいなので、まだ体は小さく、毛並みも親とは異なります。
気になるのは3羽の雛の内1羽だけが、いつも少し離れた場所で孤立しています。自分でエサを捕れるまで大きく成長できると良いのですが…
つづく
家族連れや観光の人たちで賑わった8月。今年の夏は気温が高かったので、涼を求めて訪れる人が多かったように感じます。
2013年9月2日 8:30頃 軽井沢雲場池 YouTUBE動画
今年の全国的な猛暑は記録的なものとなり、軽井沢も例外ではありませんでした。それでも8月の下旬になって気温が下がってくると、うっすらと赤味を帯びた樹木も出てきました。
紅葉名所として人気の雲場池ですが、平年の見ごろは10月下旬から11月初旬。本格的な紅葉シーズンまではもうしばらく時間があります。
(参考)軽井沢草花館ホームページ 雲場池の四季 http://kusabana.net/kumoba/main.htm
【植物】
ミゾソバは秋の雲場池で多く見られるタデ科の草花です。池縁で咲く小さなピンク色の花は風情があり、楚々とした美しさを感じます。まだ咲き始めたばかりですが、9月の雲場池で咲く代表的な草花です。以下、現在咲いている花の一部を紹介します。
水辺に咲く大型の草花です。
ドウダンツツジの垣根の下から何とかつぼみを上に出して咲いていました。
この花が咲き出すと、秋を感じます。
その他にも、ミズヒキ、キツリフネ、イヌタデ、ハナタデ、タニソバ、ミヤマヤブタバコ、イノコヅチ、ムカゴイラクサ、トネアザミ、エゾシロネ、ヤマハギ、ユウガギク、フシグロセンノウ、アズマレイジンソウ、サラシナショウマ(つぼみ)など、少し地味な花が多いですが、遊歩道沿いで見られます。
【軽井沢の8月までの気象記録】
今年は春から気温高、雨量小、日照多、湿度低の傾向が続いています(冬は気温が低かった)。雲場池の緑は芽吹きから新緑へと順調に進み、生長過程において、これと言ってマイナスとなる問題も見当たらず、ここまで来ています。
カエデ(モミジ)の葉は大きくてつやがあり、紅葉シーズンに向けて今後の変化が楽しみです。
※この夏、軽井沢で30度を超える真夏日は18日となり、1995年の22回に次いで2番目に多い年となりました。
【カイツブリ】
8月中旬に誕生したカイツブリの雛3羽は、無事に育っています。生後半月くらいなので、まだ体は小さく、毛並みも親とは異なります。
気になるのは3羽の雛の内1羽だけが、いつも少し離れた場所で孤立しています。自分でエサを捕れるまで大きく成長できると良いのですが…
つづく
posted by 軽井沢草花館 at 19:55| 2013年新緑以降