2015年08月21日

2015年 晩夏の雲場池

夏のお盆のシーズンも過ぎて、軽井沢の賑わいも落ち着いてきたようです。
相変わらず雲場池の訪れる人の数は多いものの、暑さもひと段落して、夏の終わりを感じる季節になりました。
8月初めころに誕生したカルガモの雛たち(4匹)も元気に育っています。

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2015年8月21日 15:30 薄い霧のかかった雲場池

以下に、現在雲場池の遊歩道沿いに咲く主な草花を紹介します。
鮮やかであるわけでもなく、たくさん咲いているわけでもなく、珍しいものであるわけでもありませんが、楚々として上品な草花たちが季節を告げるようにさりげなく咲いています。

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2015年8月18日 雲場池 クサコアカソ

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2015年8月18日 雲場池 ミズヒキ

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2015年8月21日 雲場池 実がついて種がこぼれ始めたドクゼリ

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2015年8月21日 雲場池 ボタンヅル

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2015年8月13日 雲場池 雨で落ちたクリの実

他にも、ヤマハギ、ミヤマヤブタバコ、イヌトウバナ、トネアザミ、イタドリ、フシグロセンノウ、ムカゴイラクサなどが見られます。

【2015年 軽井沢 8月中旬までの気象】

暑かった8月上旬に比べると、中旬になってから30度以上の真夏日はなくなり暑さもだいぶ和らぎました。
それでも、平均気温は平年よりも高い傾向が続いています(下グラフ、下の表参照)

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2015年4月1日から8月20日までの気温(日平均、日最高、日最低)の変化
※データは気象庁のデータを使いました。

また、少し違う視点から見てみると、
一日のうち
・平均気温
・最高気温
・最低気温
この3つの記録は気象庁で観測(軽井沢)されていて、HP上で公開されています。
今年は、この3つの値がすべて平年値よりも下回った日が非常に少ないと感じています。
例えば、7月8日はこの3つを下回った日となりましたが、以降、1か月半ほど3つとも下回った日が来ていません。

7月8日の平年値 平均18.7度、最高23.8度、最低15.2度
2015年7月8日 平均16.8度、最高21.7度、最低14.9度

今日(8/21)も一日を通しての気温は低かったものの、最低気温は18.3度までしか下がっておらず(19:00現在)、残りの時間で平年値16.6度までは下がりそうにありません。

一方、3つの記録が平年値よりもすべて上回った日はどれくらいあったのでしょうか?

7月9日からの記録で数えてみたところ、8月20日までの43日間で29日間もありました。
率でいうと約67%。
3日のうち2日は平均気温、最高気温、最低気温の3つがすべて平年値を上回っていました。

まとめると、7月9日から8月20日までの期間(43日間)で一日の 1.平均気温、2.最高気温、3.最低気温の3つがすべて

平年値を上回った日数:29日(67%)
平年値を下回った日数:0日(0%)

期間を長くして4月1日から8月20日(142日間)の日数で比較してみると

平年値を上回った日数:29+36=65日(46%)
平年値を下回った日数:0+15=15日(11%)

という結果です。
だから何なんだ? というくらいのものなのかも知れませんが、同じ傾向が長く続いていることが不思議で、メモ代わりに記録しておきます。

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参考まで
posted by 軽井沢草花館 at 20:22| 2015年夏

2015年08月11日

2015年 夏の雲場池 カルガモ雛誕生

軽井沢が一番の賑わいを見せる季節がやってきました。
8月の中旬に入り、雲場池にも散歩や観光で多くの人たちが訪れています。

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2015年8月11日 9:20 軽井沢 雲場池

そんな時期に、カルガモの雛(4匹)が誕生しました(下写真)。
※写真は8月8日のものですが、8月5日に目撃したとの情報あり
雛たちは親ガモの後を付いて回り、愛くるしい姿で池の人気者となっています。
※野生のカルガモです。遠くから静かに見守りましょう。エサやりは自粛願います。

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2015年8月8日 雲場池 カルガモ親子

また、周辺で咲く草花も、初夏から晩夏へと変化が見られます。
今まで目立っていた、ヤマユリ、ウバユリなどは姿を消し、
イタドリ、ダイコンソウ、ドクゼリ、ハエドクソウは見ごろ終盤。
現在、咲き始め、あるいは見ごろの花は
アザミ(ノハラアザミ、トネアザミ)、ヤマハギ、ミズヒキ、ヌスビトハギ、フシグロセンノウ、クサコアカソ等です。

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2015年8月10日 雲場池 秋の七草のひとつ ヤマハギ

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2015年8月11日 雲場池 ミズヒキ

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2015年8月11日 雲場池 よく見ると紅白の花がとても可愛いミズヒキ

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2015年8月11日 雲場池 クサコアカソ

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2015年8月11日 雲場池 ヌスビトハギ

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2015年8月5日 雲場池 トネアザミ

【2015年 軽井沢 8月上旬までの気象】

一言にいうと、今年の夏は気温の高い傾向が続いています。
水辺の雲場池には涼を求めて多くの人たちが訪れています。

2015年、軽井沢では最高気温が30度を超える真夏日が
7月:7回
8月:6回(8/10まで)
合計13回ありました。

ひと夏の真夏日としては、軽井沢の1941年からの気象記録で5番目に多い回数。
1995年の22回というのが、今までの最多ですが、目標にしたくない数字です。

また、とりわけ特徴的な傾向としては、「平年よりも涼しい日がない」ということ。

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2015年4月1日から8月10日までの気温(日平均、日最高、日最低)の変化
※データは気象庁のデータを使いました。

上のグラフは今年の4月からの温度変化ですが、7月10日から8月10日までの1か月間、
平均気温が平年値を下回ったことが一度もありませんでした。
(上のグラフでいうと、緑の線)
最高気温が連日高い値となり、朝晩の冷え込みも少なかったです。

下は旬毎にまとめた気象記録の表です。
8月上旬は気温が高く、日照時間は平年の169%(96時間)
雨は22_と少ない値となっていますが、これは気象庁追分観測所の観測値。
雲場池のあるエリアでは、8月の初旬にまとまった夕立が続けてあり、プラス30_くらいはあったのではないかと思います。

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参考まで
posted by 軽井沢草花館 at 15:11| 2015年夏

2015年08月01日

暑かった7月、夏の雲場池

8月に入り、軽井沢は観光地および避暑地としてのトップシーズンに入りました。
先月7月は上旬こそ気温が低かったものの、中旬以降は真夏日(最高気温が30度以上)が7回、記録的な暑さとなりました。

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2015年8月1日 10:15 軽井沢 雲場池(くもばいけ)

それでも、雲場池には涼を求めて散歩に訪れる人たちでにぎわいを見せています。
特に早朝は下の写真のように蒸気が立ちのぼり、清涼感たっぷりに来る人をむかえてくれます。

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2015年8月1日 6:30 雲場池

下はドクゼリの花。
上品で清涼感のある佇まいです。

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2015年8月1日 6:30 雲場池 ドクゼリの花

雲場池の周りには1週15分ほどの遊歩道が整備されていて、誰でもが気軽に散歩を楽しむことが出来ます。
※駐車場がないため、お車の方は近くの駐車場をご利用願います。

以下、ここ数日で見た雲場池の花の一部です。
雲場池の周りには、四季折々の草花が所々に咲いて、散歩の時に目を楽しませてくれます。
特に珍しいものがあるわけでもなく、お花畑のように一面に花が広がるわけでもありませんが、
よく気を付けて観察してみると多種の植物に出会えるのが特徴です。

参考
軽井沢草花館twitter https://twitter.com/kusabanakan/


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2015年7月26日 雲場池 ノハラアザミ(7月下旬から咲き始め)

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2015年7月27日 雲場池 ノハラアザミ(8月1日現在、見ごろ終盤)

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2015年7月31日 雲場池 ミズヒキ(赤)とハエドクソウ(白)

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2015年8月1日 雲場池 クリの実

(上写真)栗の木には、すでにイガのある実が生っていて、あと一月もすると落ちてきそうです。

【2015年 軽井沢 7月下旬までの気象】

7月下旬は、中旬に続き、大変暑い10日間となりました。

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冒頭でも書いたように7月に入って、中旬と下旬で真夏日を7回も観測しました。
これまでの最多は8回(2001年7月)ですので、記録的な暑さだったと言えそうです。

平均気温でも、中旬の21.9度(平年+2.4度)に続き、下旬は23.1度(平年+2.5度)と平年を大きく上回る値となりました。

但し、朝晩はほとんどの日で20℃以下にまで気温が下がるため、過ごしやすくなります。
※標高1000m近い軽井沢では熱帯夜(最低気温25度以上)になることはありません。

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posted by 軽井沢草花館 at 16:05| 2015年夏