2019年10月31日 9:45 雲場池 正面(池の南側)からみた全景(右が東側、左が西側)
今年の紅葉は暖かな気候と日照不足の影響を受けて、色づきがゆっくり進んでおり、雲場池の紅葉はようやく見ごろをむかえています。昨日からそれほどの変化はなく、全体の色づき具合としてはまだ8分程度。全体的に朱色系の彩りです。
最盛期の彩りにあと一歩といったところですが、緑、黄色、オレンジ、赤と彩り豊かな色彩が池の周り全体を包んでいて、とてもきれいです。
早くに(10月前半から)色づき始めたカエデ類はすでに落葉を始めていますが、これから色づき始める紅葉も多く、紅葉の様々な表情が見られます。
これから(気候にもよりますが)、今週末(3連休)、あるいは来週以降にむけて最盛期の彩りになっていきそうです。
この3連休はたいへん多くの人が訪れそうです。時間に余裕をもってお出かけください。また、毎年この時期は公衆トイレに行列ができています。事前に済ませてから来られることをお勧めします。特に女性用はトイレの個数が少ないです。
雲場池の一番の見どころでもある、池の西側に連なるカエデ並木の紅葉は依然としてまだ7分程度の彩りです(下写真)。
例年であればこのくらいの時期になると真っ赤に紅葉していることが多いのですが、今のところやわらかな朱色系の彩りとなっています。
今年は7月後半から気温の高い状態が続き、10月に入ってからは日照時間が短く、一日の間の気温差も少ないので紅葉の色づき具合は例年に比べてだいぶゆっくりと進んでいます。昨日、今日と青空の広がる晴天となりましたが、午前中は曇天で、西側のカエデ並木に日が当たりません。なかなか、色づきの進行がゆっくりのままですが、10月は冷え込みがなく一度も霜が降りていません。葉っぱが寒さでしおれたりしていないので、日差しが出て、(気温が下がりすぎない範囲で)一日の気温差が大きくなってくれば、これからまだ鮮やかさを増していくと思います。
2019年10月31日 9:45 雲場池 遊歩道東側より西側カエデ並木を見た風景
※本日、撮影したその他の写真をこのブログの後半に掲載します。
過去(2008年から)の紅葉の状態を以下のページで紹介していますので、参考までご覧ください。
参考HP 雲場池の四季(軽井沢草花館) https://kusabana.net/kumoba/main.htm
尚、先日の台風で遊歩道の一部(西側の約200m)が通行止めになっています(下図参考)。
紅葉シーズンで多くの人が来ている中、大変ご不便をおかけしていますが、どうぞご理解願います。
雲場池 10月31日 10:00現在、遊歩道通行止めの範囲(10月13日より)
以下、雲場池の基本情報、池の周りの風景や草花の写真と続きます。
【雲場池の基本情報】
雲場池は南北に細長い池で、1周600mほどの遊歩道が整備されていて、誰もが散策を楽しむことができます。
周辺には別荘が多く、お散歩コースとして人気があります。
※お車の方は周辺の駐車場をご利用ください。池の入口付近には駐車禁止道路で駐車できません。雲場池周辺の道路は道幅が狭く、歩行者や自転車も多く通行します。路上駐車をされますと、渋滞のもとになったり、事故が起きやすくなります。ご協力お願いいたします。
・雲場池へのアクセス等 アクセス・駐車場・トイレ
軽井沢駅から1.5kmほど。徒歩でのアクセスが一般的です。レンタル自転車もお勧めですが、この時期(紅葉見ごろ時期)は駐輪場に自転車を停められないほどたくさんの人が訪れます。見ごろ時期に限っては徒歩が一番ストレスのないアクセス手段です。
google Map → http://goo.gl/maps/c4Crx
お車で来るられる予定の方は、近くの駐車場(上地図参照)が便利ですが、台数が限られており、見ごろの時期は込み合います。時間に余裕をもって来られるか、少し歩きますが、駅周辺(北口方面)や旧軽井沢周辺の比較的空いている駐車場に停めてから徒歩やレンタル自転車で雲場池に行く方法も、天気の良い日にはお勧めです。
※雲場池入口付近は路上駐車禁止エリアです。
また、紅葉シーズンはトイレが混雑して行列ができています。事前に(例えば駅などで)用を済ませてから来られることをお勧めします。
・過去の雲場池紅葉状況(2008年-2018)
以下のページに、過去の雲場池の紅葉状況を紹介していますので、参考にご覧下さい。
その年によって、紅葉時期が異なります。
参考HP 雲場池の四季(軽井沢草花館) https://kusabana.net/kumoba/main.htm
・お天気/服装
軽井沢は標高約1000mの高原です。11月になると、氷点下にまで気温が下がることがあります。今年(2019)は記録的に気温の高い状態が続いていますが、今後のお天気情報に留意いただき、暖かな服装でお出かけください。日中暖かくても朝晩は冷え込みます。
以下、本日撮影した池の周りの風景の写真を紹介します(時間不順)。
まずは正面入口(南)から右側(東側)の遊歩道を進みながら撮影した風景を紹介し、その後、正面入口(南側)に戻って、そこから今度は左側(西側)の遊歩道を進み、通行止めになっているところまでの写真を紹介します。
2019年10月31日 9:45 雲場池 正面(池の南側)からみた全景(右が東側、左が西側)
例年よりも時期が遅れて見頃をむかえています。本格的な紅葉シーズンとなり、平日であっても多くの人が訪れています。
尚、通行止めの影響で、池の奥に行くには、東側の遊歩道(入口から右半分)を進んで、帰りは同じ道を通らなければならず、細い遊歩道がいつもの年の倍の通行密度となっています。
2019年10月31日 雲場池 池の東側の風景
(下写真)池の西側に連なるカエデ並木の紅葉は雲場池の一番の見どころですが、今現在まだ7分程度の色づき具合。
例年であれば、このくらいの時期のは鮮やかな赤色に染まっていますが、今年はゆっくりと色が変化しています。
2019年10月31日 雲場池 遊歩道東側より西側カエデ並木を見た風景
2019年10月31日 雲場池 遊歩道東側からの景色
2019年10月31日 雲場池 遊歩道東側からの景色
2019年10月31日 雲場池 遊歩道東側からの景色
2019年10月31日 雲場池 遊歩道東側からの景色
(下写真)ドウダンツツジのトンネルもじわりじわりと時間をかけて赤味を帯びてきました。
これから順調に紅葉が進んでいくと真っ赤に色づきます。
2019年10月31日 雲場池 遊歩道東側からの景色
2019年10月31日 雲場池 カマツカの紅葉
(下写真)池の中央付近の木橋です。現在、この橋を右に進んでT字路を左(南方向)に進む遊歩道が先日の台風19号の被害で通行止めになっています。大多数の人はここで折り返して戻りますが、さらに池の上流側(北側)に進むこともできます。
2019年10月31日 雲場池 中央折り返し地点の木橋
(下写真)さらに雲場池の上流側へと遊歩道が続いています。
2019年10月31日 雲場池 上流側(北側)
(下写真)雲場池遊歩道の最北端です。ここで折り返すと元の入口に戻りますが、突き当りの道路を左に曲がって、50mほど先のT字路を右にまっすぐ進むと、鹿島の森ホテルの脇を通り、別荘地を抜け、三笠通りと交差し、さらにまっすぐ進むと聖パウロ教会にアクセスできます(教会まで1.4kmくらい)。
2019年10月31日 雲場池 上流側(北側) 最北端
2019年10月31日 雲場池 ゴマナの実(種子)
雲場池の上流側には、カエデ類の紅葉はほとんどありませんが、水辺沿いに植栽されているドウダンツツジの紅葉が赤く色づいてきれいです。また、木立に囲まれ、小鳥がさえずり、川のせせらぎが身近に感じられ、また春から夏にかけてはさりげなく様々な野草が咲いています。池の入口付近と比べると訪れる人も少なく、静かなお散歩ルートです。
2019年10月31日 雲場池 上流側(北側)の木橋
(下写真)池の正面(南)に戻りました。ここからは池の全体が見渡せるので絶好の撮影ポイントとなっています。
写真は午前中に撮影したものですが、昼前くらいから日差しが出てきて、午後は秋晴れとなりました。
2019年10月31日 雲場池 正面(池の南側)から見た全景(左が西側、右が東側)
2019年10月31日 雲場池 正面から左側(西側)の風景
(下写真)この遊歩道の先が現在、立入禁止(通行止め)となっています。
2019年10月31日 雲場池 西側遊歩道からの風景