2017年11月1日 6:20 軽井沢 雲場池 池の西側カエデ並木
2日続けて氷点下の朝となりました。
真っ赤に紅葉したドウダンツツジの葉っぱが霜で白く縁取られ、とてもきれいに輝いていました(上写真)。
この時期、そしてこの時間帯ならではの景色です(朝6時過ぎ)。
さて、雲場池の紅葉は最盛期を過ぎ、見ごろ後半をむかえていま。
池の周りを囲む木の葉のボリュームが少しづつ減ってきましたが、全体的にはきれいな彩りが残っていて、美しい景色を楽しむことができます。
2017年11日1日 9:15 軽井沢 雲場池
今年は、秋の長雨、日照不足、そして台風の影響もあって、例年に比べてやや早めに落葉が始まりました。今週末くらいまでは見ごろが続きそうですが、今後のお天気によって状況も変わってきそうです。
※なお、11月13日以降は浚渫工事のため立ち入りができません。
11月に入り、冷え込みが一段と厳しくなっています。お出かけの予定の方は気象情報をこまめにチェックして服装に気を付けてお越しください。朝晩は氷点下になることもあります。
また、トイレに列ができている状況です。あらかじめ、他でトイレを済ませてから来られることをお勧めします。雲場池の公衆トイレ以外、近くにトイレがありません。
現在、本格的な紅葉シーズンをむかえて、かなり多くの人が雲場池を訪れています。訪問予定の方は時間に余裕をもってお出かけください。
また、雲場池の入り口前の道路、及び周辺道路は駐車禁止エリアです。車でお越しの方は周辺の駐車場をご利用の上、徒歩、あるいは自転車でのアクセスとなります。ブログ中盤の駐車場案内などをご覧ください。参考まで。
このあと、「整備工事のご案内」、「雲場池の基本情報」、「現在の雲場池の様子」、「10月下旬までの気象とお天気グラフ」、「ご案内」と続きます。
【整備工事のご案内 11月13日(月)から立ち入りができなくなります】
2017年11月13日(月)から池の整備工事を行う予定です。
※10月31日までは、「広報 軽井沢7月号」、そして「観光協会のHP」の情報をもとに「浚渫(しゅんせつ)工事」のご案内としていましたが、11/1から「整備工事」という表記に変えました。
工事期間は平成29年11月13日(月)から平成30年4月下旬まで
従って、今年の紅葉が見られるのは、ほぼ紅葉シーズンが終わっていると思われる11月12日(日)までということになります。11月13日(月)からは工事のため立ち入りができなくなりますのでご注意ください。
参考:軽井沢観光協会より「雲場池の整備工事を行います(2017.6.30)」 http://karuizawa-kankokyokai.jp/news/23584/

2017年10月13日 雲場池 入口脇に設置された雲場池整備工事の案内板
工事期間が「平成29年11月13日から平成30年4月下旬」と具体的になりました。
案内板(部分拡大) 英語 中国語
2017年9月15日 雲場池 入口に設置された雲場池整備工事の案内板より工事範囲(部分拡大)
※11月13日(月)以降は立ち入りができませんので、ご注意ください。
参考:軽井沢観光協会より「雲場池の整備工事を行います(2017.6.30)」 http://karuizawa-kankokyokai.jp/news/23584/
【雲場池の基本情報】
雲場池は南北に細長い池で、1周600mほどの遊歩道が整備されていて、誰もが散策を楽しむことができます。
周辺には別荘が多く、お散歩コースとして人気があります。
※お車の方は周辺の駐車場をご利用ください。
・雲場池へのアクセス等 アクセス・駐車場・トイレ
・過去の雲場池紅葉状況(2008年-2017)
以下のページに、過去の雲場池の紅葉状況を紹介していますので、参考にご覧下さい。
その年によって、紅葉時期が異なります。
参考HP 雲場池の四季(軽井沢草花館) http://www.kusabana.net/kumoba/main.htm
・お天気/服装
軽井沢は標高950mの高地にあり気温が低いです。事前に天気予報をチェックして、着るものに十分気を付けてください。日中暖かくても夕方近くになると急に冷え込みます。
【現在の雲場池の様子】
以下、本日撮影した池の写真を紹介します。正面入り口から反時計回りに1周(時間不順)。
池の東側の紅葉は昨日に比べて落葉が進みましたが、まだきれいな彩りです。
2017年11月1日 9:15 雲場池 池の正面(南側)から東側の紅葉の様子
(下の写真)最盛期は過ぎたものの、池の西側に連なるカエデ並木の紅葉がきれいです。
2017年11月1日 9:20 雲場池 遊歩道東側より西側カエデ並木をみた風景

2017年11月1日 9:05 雲場池 遊歩道東側からの風景
2017年11月1日 9:05 雲場池 遊歩道東側からの風景
(下写真)コナラが黄葉してきれいです。
2017年11月1日 9:05 雲場池 遊歩道東側からの風景(コナラの黄葉)
(下写真)真っ赤に色づいたドウダンツツジの葉も少しづつ落葉を始めています。
2017年11月1日 9:10 雲場池 遊歩道東側からの風景
2017年11月1日 9:10 雲場池 遊歩道折り返し地点
(下写真)場所によっては、まだ緑色のモミジもあり、今後彩りを増していきます。
池縁に植栽されているドウダンツツジの紅葉も真っ赤に染まり、たいへんきれいです。
2017年11月1日 9:10 雲場池 遊歩道西側からの風景
2017年11月1日 9:15 雲場池 遊歩道西側からの風景
(下写真)場所によって、まだ、ほとんど黄色い状態のカエデの葉。
2017年11月1日 9:15 雲場池 西側の遊歩道からの風景
(下写真)赤く染まっていたカエデ(イロハモミジ)はだいぶ葉っぱを落としました。
2017年11月1日 9:15 雲場池 西側の遊歩道からの風景

2017年11月1日 9:15 雲場池 入口のある池の南側付近からの景色(左側が西側のカエデ並木)
【10月下旬までの気象とお天気グラフ】
10月は日照不足に、長雨不足、そして下旬に入ってからの2つの台風で、すっきりしないぐずついた天気が多かったです。
紅葉(特にカエデ類)は、この天気の影響で、赤い彩りになるものが少なく、黄色や朱色のまま葉を落とす葉っぱが目立ちました。
ただし、晴れ間が少なかった分、冷え込みがなく、葉っぱの持ちが良いと感じます。10月下旬に2回の台風接近があり、強風や大雨に見舞われましたが、その割にはダメージが少なく、全体の葉っぱのボリュームこそ少なくなりましたが、きれいな紅葉風景が保たれています。
まだ、これから彩りを増していくカエデ、あるいはまだ緑色の状態のカエデも見られることから、今後大きな天気の崩れがなければ、きれいな紅葉がしばらく楽しめるかもしれません。
2017年の10月の気象を記録から振り返ると
1.10月の総雨量:383.5mm 平年値119.9mm(平年の320%)
2.10月の総日照時間:104.4時間 平年値142.1時間(平年の73%)
3.10月中旬の一日の間の気温差(平均):7.3度差 平年値10.4度(平年より-3.1度)
4.10月の平均相対湿度:93%(平年値85%) ←気象観測史上最っも湿度が高かった
グラフ:軽井沢 2017年4月1日から10月31日までの気温変化
さらに細かく、10月(過去10年分)を3期(上旬、中旬、下旬)に分け、各々の気温、日照時間、降水量を表にしてみました(以下)。
表1:軽井沢 2008年から2017年までの10月上旬の気温、降水量、日照時間
10月上旬は、一日の間の寒暖差も大きく、日照時間も多かったので、紅葉の色づき始めが平年よりもやや早くに進みました。ここまでは例年並みといったところでした。
表2:軽井沢 2008年から2017年までの10月中旬の気温、降水量、日照時間
10月中旬、本体であれば、紅葉の色づきが進む時期ですが、ぐずついた天気が続きました。日照時間はわずか15.4時間で平年の約3分の1。降水量は126.5_で平年の約4倍でした。この時期に紅葉が進まずに、10月下旬の見ごろシーズンに入りました。
表3:軽井沢 2008年から2017年までの10月下旬の気温、降水量、日照時間
天気の回復を願う気持ちとは逆に、天気はさらに悪化していきました。台風21号、22号が日本列島に接近し、軽井沢でも雨風の影響を受けることになりました。
10月下旬の降水量は213.5_で、平年値の630%。この時期としては記録的な雨となりました。
紅葉の彩りが進む10月中旬、そして本格的な見ごろをむかえる下旬を合わせた21日間の総降水量でみてみると、
2017年10月11日から10月31日までの降水量 340_(平年比520%)歴代1位
1961年10月11日から10月31日までの降水量 275.8_(平年比422%)歴代2位
今年は10月中旬と下旬を合わせた期間の降水量が気象観測史上最も多い結果でした。
2番目は1961年ですが、その差がかなりあるので、今年の降水量は飛びぬけて多い結果と言えます。
表4:軽井沢 2017年の旬毎の平均気温、雨量、相対湿度、日照時間