昨日(6/30)で一年の半分が終わりました。
今年の梅雨は梅雨らしく、雨の多い年となっています。
雲場池は夏の深い緑に囲まれており、晴れの日には輝き、雨の日には一層深みのある色に変り、霧の日には淡く幻想的な風景に変ります。深い緑をまとったまま夏のシーズンを越し、9月の後半くらいから徐々に秋の景色へと変化を始めます。
池の周りの植物は夏の花が咲き始めています。
7月に入って池の周りのヤマアジサイが咲き始めました。毎年この梅雨時期に咲き始め、7月一杯咲くのが恒例。夏の始めりを告げてくれる花の一つです。
また、1週間くらい前からクリの花が、そして本日ヤマアジサイと同時にヤマホタルブクロが咲き始めました。
以下、本日(7/1)撮影した池の周りの風景と6月21日から本日撮影した草花の写真を紹介します。
また、一番最後にグラフと表で今年前半の気候をまとめたものを紹介します。
【風景と草花】
2020年7月1日 8:35 軽井沢 雲場池
(下写真)昨日まで開花を確認できずにいましたが、本日ヤマアジサイが咲き始めていました。
概ね、平年通りです。
梅雨時期にこの花が咲き始め、「これから軽井沢に本格的な夏シーズンが始まるなぁ」と感じます。
ピンクやブルーに染まったガクアジサイのような鮮やかさはありませんが、とても上品な立ち姿です。
概ね7月一杯咲いています。
2020年7月1日 雲場池 ヤマアジサイ(咲き始め)
(下写真)ヤマホタルブクロの花も咲き始めました。たくさん咲いていませんが、花期が長く9月くらいまで咲くことがあります。
2020年7月1日 雲場池 ヤマホタルブクロ
2020年7月1日 8:35 雲場池
2020年7月1日 雲場池 オニヒョウタンボク ※実が赤く熟し始めました
2020年7月1日 16:40 雲場池 東側遊歩道より
(下写真)一昨日(6/29)撮影した写真です。栗の木の花が一斉に咲き始め、樹木の上部が花でクリーム色になりました。
花からたくさんの花粉がでて、この時期、どことなく独特の香りが漂います。
2020年6月29日 雲場池 クリの花
(下写真)この風景は本日(7/1)撮影したものではなく、6月24日撮影です。霧が出ると、幻想的な景色に変ります。
2020年6月24日 早朝 雲場池 東側遊歩道より
2020年7月1日 雲場池 ツリバナ 花が終わり実が生り始めました。
2020年7月1日 16:45 雲場池 中央木橋
2020年7月1日 16:45 雲場池 中央木橋からの風景
2020年6月27日 雲場池 アカショウマ
2020年7月1日 雲場池 ニワトコの実 ここ数日で真っ赤に熟しました。
2020年6月26日 雲場池 バライチゴ
2020年7月1日 16:45 雲場池 西側遊歩道より
2020年7月1日 雲場池 スイカズラの花
2020年7月1日 雲場池 ソヨゴの花
2020年7月1日 早朝6:30 雲場池
2020年6月28日 雲場池 花芽の付く前のダイコンソウ(開花は1か月くらい後から)
【2020年前半の気候&お天気グラフ】
気候の特徴として1月から6月までの月ごとの気温が非常に高かったといえます。グラフと表で今年前半の気候をまとめたものを紹介します。
グラフ:軽井沢の2020年1月から6月までの気温変化
(気象庁追分観測所データを利用)
上のグラフからも分かるように、気温が高めに推移しています。4月は平均気温よりも低くなりましたが、それ以外の月では平年値を大幅に上回りました。軽井沢の気象(温度)観測は今年で96年目ですが、1月、2月、3月、5月、6月が気温の高い10傑にランクインしました。
具体的な数字で分かるよう、下の表にまとめました。
表1:月/旬別の気温
とても高い気温が続いており、このままの状況が続くと、年間平均気温の更新があるかも知れません。
現在、軽井沢の年間平均気温は8.2度(1981~2010年の平均)で、過去最も平均気温の高かったのは2年前(2018)に記録した9.3度です。今年は2018年前半(1~6月)の平均気温より0.3度くらい高くなっています。