家族連れや観光の人たちで賑わった8月。今年の夏は気温が高かったので、涼を求めて訪れる人が多かったように感じます。
2013年9月2日 8:30頃 軽井沢雲場池 YouTUBE動画
今年の全国的な猛暑は記録的なものとなり、軽井沢も例外ではありませんでした。それでも8月の下旬になって気温が下がってくると、うっすらと赤味を帯びた樹木も出てきました。
紅葉名所として人気の雲場池ですが、平年の見ごろは10月下旬から11月初旬。本格的な紅葉シーズンまではもうしばらく時間があります。
(参考)軽井沢草花館ホームページ 雲場池の四季 http://kusabana.net/kumoba/main.htm
【植物】
ミゾソバは秋の雲場池で多く見られるタデ科の草花です。池縁で咲く小さなピンク色の花は風情があり、楚々とした美しさを感じます。まだ咲き始めたばかりですが、9月の雲場池で咲く代表的な草花です。以下、現在咲いている花の一部を紹介します。
水辺に咲く大型の草花です。
ドウダンツツジの垣根の下から何とかつぼみを上に出して咲いていました。
この花が咲き出すと、秋を感じます。
その他にも、ミズヒキ、キツリフネ、イヌタデ、ハナタデ、タニソバ、ミヤマヤブタバコ、イノコヅチ、ムカゴイラクサ、トネアザミ、エゾシロネ、ヤマハギ、ユウガギク、フシグロセンノウ、アズマレイジンソウ、サラシナショウマ(つぼみ)など、少し地味な花が多いですが、遊歩道沿いで見られます。
【軽井沢の8月までの気象記録】
今年は春から気温高、雨量小、日照多、湿度低の傾向が続いています(冬は気温が低かった)。雲場池の緑は芽吹きから新緑へと順調に進み、生長過程において、これと言ってマイナスとなる問題も見当たらず、ここまで来ています。
カエデ(モミジ)の葉は大きくてつやがあり、紅葉シーズンに向けて今後の変化が楽しみです。
※この夏、軽井沢で30度を超える真夏日は18日となり、1995年の22回に次いで2番目に多い年となりました。
【カイツブリ】
8月中旬に誕生したカイツブリの雛3羽は、無事に育っています。生後半月くらいなので、まだ体は小さく、毛並みも親とは異なります。
気になるのは3羽の雛の内1羽だけが、いつも少し離れた場所で孤立しています。自分でエサを捕れるまで大きく成長できると良いのですが…
つづく